2026年4月11日
ワイン記録アプリおすすめ4選|テイスティングノートをスマホで管理【2026年】
ワインの記録、そもそも何を残す?
ソムリエ試験の勉強じゃないので、堅く考える必要はありません。自分が後から見返して「ああ、あのワインか」とわかれば十分です。
とはいえ、最低限これだけ残しておくと便利、という項目はあります。
- 銘柄名(ワイナリー名・キュヴェ名) ― 「あの美味しかったやつ」を特定するための手がかり
- 産地・品種 ― 好みの傾向が見えてくる。「やっぱりブルゴーニュが好きなんだな」とか
- ヴィンテージ ― 同じワインでも年によって味が違う
- 自分の評価 ― 5段階でいい。「また飲みたい」か「もういい」かがわかればOK
- 飲んだ日・場所 ― 誰と、どこで飲んだかの記憶とセットで残る
余裕があれば、味わいの印象(酸味が強い、渋みが穏やか、など)やラベルの写真も残しておくと、後から見返す楽しさが段違いです。
紙のノート vs アプリ、どっちが続く?
テイスティングノートを買って記録を始める人は少なくありません。ただ、正直なところ紙のノートは続かない人が多いです。
理由はシンプルで、ワインを飲むタイミングでノートが手元にない。レストランやバーでノートを広げるのも気が引ける。家に帰ってから書こうと思っても、酔っぱらった状態で翌日に覚えている情報は限られています。
その点、スマホは常に手元にあります。ラベルの写真を撮って、銘柄を検索して、星をつけるだけ。30秒あれば記録が終わるので、飲んでいるその場で残せます。
| 紙のノート | アプリ | |
|---|---|---|
| 手軽さ | 外出先で書きにくい | スマホがあればどこでも |
| 写真 | 貼るのが面倒 | 撮ってそのまま保存 |
| 検索性 | ページをめくって探す | 銘柄名・日付で即検索 |
| 分析 | 自分で集計する必要あり | 好みの傾向を自動で可視化 |
| バックアップ | 紛失したら終わり | クラウド同期で安心 |
| 書く楽しさ | 手書きならではの味わい | タイピングなので淡白 |
紙には手書きの良さがありますが、「記録を続ける」「後から活用する」という点ではアプリに軍配が上がります。もちろん併用してもいいですが、まず1杯目の記録を始めるなら、ハードルが低いアプリからが現実的です。
ワイン記録アプリを選ぶ3つのポイント
- 銘柄データベースの規模 ― 飲んだワインがDBに登録されていれば、名前を入力する手間が省ける。DBが小さいアプリだと毎回手入力になって面倒
- ワイン以外も記録できるか ― 食事中にワインだけ飲む人は少ない。食前のビール、食後のウイスキー、居酒屋の日本酒も記録したいなら全ジャンル対応が便利
- 日本語で使えるか ― 海外製アプリは日本のワイナリーや国産品種の情報が弱い。甲州やマスカット・ベーリーAを記録するなら日本語対応は必須
ワイン記録アプリおすすめ4選|比較表
| アプリ名 | ワイン以外 | 銘柄DB | 日本語 | ラベル認識 | 料金 |
|---|---|---|---|---|---|
| Nomemo | 全ジャンル対応 | 10万以上 | 完全対応 | なし | 無料(Premium有料) |
| Vivino | ワインのみ | 1,600万本 | 一部対応 | あり | 無料(有料あり) |
| 飲みログ | 全ジャンル対応 | 少なめ | 完全対応 | ラベル切り出し | 無料 |
| ワインコレクション | ワインのみ | 非公開 | 完全対応 | なし | 無料(Pro有料) |
各アプリの詳細レビュー
1. Nomemo おすすめ
ワインだけじゃなく、日本酒もビールもウイスキーも全部1つのアプリにまとめて記録できます。ワインの場合、甘辛・酸味・ボディ・渋みの4軸で味わいプロフィールを残せるので、「自分は酸味が穏やかなワインが好き」みたいな傾向が記録を重ねるうちに見えてきます。
銘柄データベースは10万件以上。銘柄名を何文字か入れれば候補が出てくるので、ラベルのフランス語を全部打つ必要はありません。写真、メモ、店名、日付も残せて、記録したデータはカレンダーや月別チャートで振り返れます。
良い点:全ジャンル横断で記録可能。ワイン用の味わいチャートあり。10万銘柄DB。日本語完全対応。飲酒傾向の分析機能
気になる点:ラベルの自動認識はない(銘柄名で検索する方式)。現在iOSのみ
App Storeで無料ダウンロード →2. Vivino
世界で6,500万人が使っているワイン特化アプリ。最大の特徴はラベル認識で、ワインのラベルをカメラで撮るだけで銘柄・産地・評価がパッと表示されます。世界中のユーザーの口コミや平均スコアが見られるので、買う前の参考にもなります。
ただし、UIは基本的に英語です。日本語で検索はできますが、国産ワインの情報は手薄。日本のワイナリー巡りが好きな人には物足りないかもしれません。
良い点:ラベル認識の精度が高い。世界最大のワインDB。購入機能あり
気になる点:英語ベースで日本語が不完全。国産ワインに弱い。ワイン以外は記録できない
App Storeで見る →3. 飲みログ
ラベルの写真を撮ると自動で切り出してくれる機能が面白いアプリ。味覚のレーダーチャートが細かく、こだわって記録したい人には合います。全ジャンル対応なのでワイン以外もOK。
ただ、銘柄データベースが小さいのがネック。マイナーな銘柄だと検索してもヒットしないことが多く、その場合は手入力になります。
良い点:ラベル自動切り出し。味覚の詳細評価。日本語対応。全ジャンル対応
気になる点:銘柄DBが少なめ。データ分析機能が限定的。最終更新が2024年9月で更新が止まっている
App Storeで見る →4. ワインコレクション
名前の通り、自宅のワインセラーを管理するためのアプリです。手持ちのワインの在庫管理、飲み頃の通知、購入価格の記録ができます。ワインを「記録する」というより「管理する」ツールに近い。
自宅にワインを何十本もストックしている人には便利ですが、レストランやバーで飲んだワインの記録がメインの人には少しオーバースペックかもしれません。なお、最終更新が2024年7月で約2年間アップデートが止まっており、Lite版はデータ保存期間が14日間に制限されている点にも注意。
良い点:セラー管理・飲み頃通知。在庫管理。日本語対応
気になる点:ワイン以外は記録不可。セラー管理がメインで飲酒記録としてはやや使いにくい。約2年間更新なし。Lite版は14日保存制限
App Storeで見る →ワインの味わいを記録するコツ
「味の感想を書くのが苦手」という人は多いです。ソムリエのようなテイスティングコメントを書く必要はまったくないので、自分の言葉で十分。ただ、いくつかの軸を意識すると後から振り返りやすくなります。
ワインの味を4つの軸で捉える
甘辛 ― 甘口か辛口か。食事との相性に直結する
酸味 ― さっぱり感。酸味が強いワインはシーフードに合いやすい
ボディ ― 口に含んだときの重さ・厚み。ライトボディかフルボディか
渋み(タンニン) ― 赤ワイン特有の渋み。肉料理に合わせるなら渋みのある方が◎
この4つをなんとなく5段階で記録するだけで、自分の好みの傾向がかなりはっきり見えてきます。Nomemoにはこの4軸の味わいプロフィール機能が入っているので、スライダーを動かすだけで記録できます。
あとは、「合わせた料理」を一言添えておくと後から役立ちます。「トマトパスタと合わせて良かった」「チーズと飲んで最高だった」みたいな一言で十分。次に同じワインを飲むとき、何と合わせるかの参考になります。
Nomemoでワインを記録する流れ
実際にワインを記録するとき、どんな操作になるのかを紹介します。
銘柄を検索して評価
記録がコレクションに溜まる
好みの傾向がデータで見える
ワイン好きに嬉しいポイント
ワインの記録が溜まってくると、「自分はピノ・ノワールが好き」「ボルドーより南仏の方が評価高い」みたいなことが数字で見えてきます。次にワインショップで何を買うか迷ったとき、自分の記録が一番信頼できるガイドになります。
まとめ
ワインの記録は、「飲んで美味しかった」で終わらせずに自分の好みを蓄積していく行為です。紙のノートでもいいですが、外出先で手軽に残せるアプリの方が続けやすい。
ラベル認識を重視するならVivino、セラー管理ならワインコレクション。ただ、日本語で使いたい、ワイン以外のお酒も記録したい、味わいの傾向を分析したい、というならNomemoが最もバランスが良いです。
どのアプリも無料で始められます。今度ワインを飲むとき、まず1杯目から記録してみてください。
よくある質問
Q. ワインの記録には何を残せばいい?
最低限は「銘柄名・産地・ヴィンテージ・飲んだ日・自分の評価」の5つ。余裕があれば、色合い、香り、味わい(酸味・渋み・ボディ)、合わせた料理、購入価格も記録すると、後から振り返ったときに役立ちます。
Q. ワイン記録アプリは無料で使える?
この記事で紹介しているアプリはすべて無料で始められます。Nomemoは月10記録まで無料、Vivinoは基本機能が無料です。まずは無料で試して、自分に合うか確認してから有料機能を検討するのがおすすめです。
Q. ラベルの写真を撮るだけで記録できるアプリはある?
Vivinoはラベルをカメラで撮影するとワインを自動認識します。ただし日本語対応が不完全で、国産ワインの認識精度は高くありません。Nomemoや飲みログは銘柄名で検索して記録する方式ですが、写真を添付して保存できます。
Q. ワイン以外のお酒も一緒に記録したい場合は?
Nomemoなら日本酒・ビール・焼酎・ウイスキーなど全ジャンルを1つのアプリで記録できます。ワインバーの後にバーでウイスキーを飲んでも、同じアプリにまとめて残せます。